2012年07月14日

デジタルデビル物語・女神転生 レトロゲーム

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デジタルデビル物語・女神転生は1987年9月11日に
ファミリーコンピューター用に発売されたRPG。
開発元はアトラスだが、今作と続編のⅡはナムコ(現・バンダイナムコゲームス)が発売元。
後にアトラスの看板タイトルになった女神転生シリーズの、記念すべき第1作である。
ここでは女神転生Ⅰとして紹介する。


そもそも女神転生の原点は、西谷史先生の伝奇小説「デジタルデビルストーリー」
女神転生Ⅰが発売される前年の、1986年に徳間書店・アニメージュ文庫で書き下ろされた。
1993年まで全9冊が発売されるが、その第1巻のサブタイトルが「女神転生」
主人公の中島朱実は十聖高校の3年生にして、天才プログラマーの美少年。
クラスでも有名な生徒だったが、妬みから不良から暴行をうけてしまう。


その復讐心からパソコンで悪魔召還プログラムを作成して、人間界に悪魔を召還する。
しかし悪魔が暴走してしまったため、転校生の美少女であるヒロイン白鷺弓子と協力して戦う。
中島朱実の前世は日本神話の神であるイザナギ、そして白鷺弓子は前世が妻のイザナミである。
女神転生というタイトルの由来は、白鷺弓子がイザナミの生まれ変わりということである。
女神転生Ⅰ以降のゲームは、原作の小説とはほとんど関係なく、白鷺弓子も登場しない。
伝統的にタイトルだけが、現在も受け継がれている。


80年代のころはインターネットというものが、あまり普及していなかった時代。
そんな時代でパソコンから悪魔を召還するというのは、かなり斬新な設定であった。
小説が原作だがメディアミックス展開をしており、アニメ化やゲーム化もしている。
そんな中でナムコ(アトラス)から、女神転生ⅠがRPGとして発売された。
(実は以前にも日本テレネットから、パソコン用のアクションゲームとして発売されている)
ファミコン時代のRPGはファンタジー世界が多い中で、女神転生Ⅰはかなり異色だった。
ウィザードリィなどに代表される、3Dダンジョン形式のRPGである。


女神転生シリーズは日本の東京が舞台になることが多い。
女神転生の伝統といっても過言ではないのだが、今作の女神転生Ⅰは東京が舞台ではない。
一応は現実世界が舞台だが、飛鳥の大魔宮をずっと探索するためワールドマップは無い。
ダンジョンも街も全て3Dダンジョンで繋がっており、文字通り大魔宮である。
この大魔宮にいる大魔王ルシファーを倒すのが、女神転生Ⅰの最終目的。
ルシファーは以降の女神転生シリーズの常連であり、今作ではラスボスである。
ストーリーは原作とは違うもの(そもそも当時は小説も途中であるため、当然ではある)
正直こういったタイアップのゲームは、あまり面白くないというのがゲーム業界の定説なのだが、
この女神転生Ⅰは、それを覆した数少ない名作だといえる。
主人公とヒロインは原作の小説と同じ、中島朱実と白鷺弓子である。
人間2人に悪魔3人の5人パーティ。この悪魔は仲間ならぬ仲魔とよばれる。
(仲魔は最大7体までだが、戦闘に参加できるのが3体である)


女神転生Ⅰは悪魔を仲魔にできるのが、シリーズ最大の特徴である。
女神転生および派生作品でも、ペルソナとアバタールチューナー以外は全て悪魔を仲魔にできる。
この伝統を作ったのが今作であり、まさしく歴史的名作といえるだろう。
原作の小説ではケルベロスを仲魔にしているが、女神転生Ⅰでも仲魔にできる。
ケルベロスは以降のシリーズでも常連となるが、今作ではあまり強くない。
日本や海外の神話のありとあらゆる、伝説上の神々や生物が登場する。
女神転生Ⅱではそれらをまとめて悪魔と呼ぶ。


女神転生Ⅰの時代は人間はレベルアップするが、仲魔がレベルアップしない。
そのため悪魔同士で合体をさせることによって、より強い悪魔を作りだすことができる。
ドラゴンクエスト5やポケットモンスターなど、モンスターを仲間にするシステムで有名だが、
それらよりはるか前のファミコン時代で、ザコ敵(悪魔)を仲魔にできるシステムが作られた。
これは驚嘆すべきことであり、女神転生Ⅰが記念すべき元祖である。
シリーズの第1作目でありながら、基礎的な部分はほとんど完成されていた。
まだドラゴンクエストがⅡまで、ファイナルファンタジーは発売すらされてない時代である。
(女神転生Ⅰの数ヵ月後にFFⅠが発売される。つまり女神転生のほうがFFより若干はやい)


悪魔とは戦闘する前に、話しかけることができる。
これは女神転生独特の魅力であり、ここで悪魔との駆け引きが始まる。
悪魔は様々なものがおり、金やアイテムを要求してくるものが多い。
金やアイテムだけ貰っておいて、逃げてしまう悪魔もかなり多い、これはかなりムカつく(笑)
悪魔は憎たらしく人間を見下しているが、これに耐えて交渉する必要がある。
しかし中にはタダで仲魔になってくれる悪魔も、少なからずだがいる。
これが女神転生の醍醐味であり、シリーズに共通するシステムである。
ただし絶対に仲魔にならない悪魔もいるために、注意が必要。
悪魔が仲魔になった時には「コンゴトモヨロシク」というセリフは、あまりにも有名。


またシリーズの伝統として、月システムが初登場している。
新月であるほど悪魔は大人しく、満月であるほど悪魔が凶暴である。
満月の時は悪魔を仲魔にすることはできない。
これは女神転生シリーズのみならず、派生作品でも月が重要になることが多い。
月以外にも悪魔を合体させる邪教の館、悪魔の金であるマッカなど、
女神転生Ⅰは現在でもずっと続いているシステムや固有名詞が数多く作られた。
今作特有のシステムはパスワード方式であり、セーブがまだ少なかった時代だった。
他は魔法の名称は独特のものであり、後のシリーズとは少し違う(効果は同じだが)


3Dダンジョンであり、ザコ悪魔もかなり強い。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーと比べると、かなり難易度が高い。
そのためゲームに慣れてない人よりも、RPGに慣れてるゲーマーのほうが向いている。
女神転生は他のRPGと比べるとかなり個性的であるため、好き嫌いがハッキリ分かれるだろう。
だが好きになった時には、とことんハマることができる中毒性がある。
それが女神転生というゲームであり、アトラスの看板シリーズである。








女神転生シリーズ全ての原点。
コンゴトモヨロシク。



デジタル・デビル物語 女神転生

タグ:ファミコン
posted by jin at 23:14| 女神転生 | 更新情報をチェックする
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