2012年07月15日

デジタルデビル物語・女神転生Ⅱ レトロゲーム

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デジタルデビル物語・女神転生Ⅱは1990年4月6日に
ファミリーコンピューター用に発売されたRPG。
開発元はアトラスで、発売元がナムコ(現・バンダイナムコゲームス)
前作のⅠは小説を原作としていたが、今回の女神転生Ⅱは完全にゲームオリジナルである。
一応Ⅰ(小説)の数十年後が舞台だが、中島朱実や白鷺弓子などは登場しない。
女神転生Ⅱ・ドラゴンクエストⅣ・ファイナルファンタジーⅢ・ウィザードリィⅢ。
これらのゲームが、90年のファミコン4大RPGと言われていた。


文明が崩壊した近未来、2036年の東京が舞台。
女神転生Ⅱから2Dのフィールドマップが登場した他に、マルチエンディングが採用された。
戦争により文明が崩壊してしまっており、いわゆる北斗の拳状態である。
ただ北斗の拳と違うのは、チンピラだけでなく悪魔が暴れているところである
この崩壊した世界を主人公とその親友が、冒険をすることになる。
彼らにはデフォルト名はなく。自由に好きな名前を決められる。
女神転生Ⅱの序盤では、主人公と親友がゲームをすることから物語が始める。
文明が崩壊しているのに、ゲームをする余裕があるというのが面白い(笑)
もっとも主人公達は、京浜第3シェルターという隔離された安全な場所で育っている。


女神転生Ⅱで序盤に主人公達が遊んでいるのは、デビルバスターというゲーム。
これは前作の女神転生Ⅰを模して作られたものである。
ただし前作と違うのは3Dダンジョンから、2Dのドットゲームに変わっていることである。
ダンジョンの構造はそのままだが、従来のファミコンRPGと同じようなドットになっている。
もちろん最初のダンジョンであるダイダロスの塔のみで、全てクリアする必要はない(笑)
最初のボスであるミノタウロスを倒した後で、イベントが発生する。
ここからが女神転生Ⅱの本番であり、デビルバスターはプロローグである。


デビルバスターをクリアした時に、突如パズスと名乗る悪魔が封印から復活する。
パズスは主人公達を救世主と崇め、魔王バエルを討伐してほしいと懇願する。
デビルバスターをやっていた時は、普通のRPGによくある可愛らしいドットだったのだが、
このパズス登場でグラフィックが一気にリアルになった。
まるで女神転生Ⅱの世界が、本当にリアルであるかのように錯覚してしまうのだ。
このような演出はテレビゲームでもかなり珍しく、他のRPGとは一線を画している。
女神転生Ⅱが他のRPGと毛色が違う、独特なRPGということを感じさせる。
ファミコン時代でもそうだったが、現在(2012年)から見ても斬新で面白い。
パズスが説明をしているグラフィックはかなり迫力がある。


こうして京浜第3シェルターを抜け出し、無法地帯になった東京を旅することになる。
悪魔と戦う時の戦闘曲は、ファミコン音楽の最高峰の1つといっても過言ではない。
増子司氏が作曲した女神転生ⅡのBGMは、ロック調として作られている。
特殊音源チップを搭載しているため、本来のファミコン音楽よりも格段に良い。
女神転生Ⅱのカセットが、他のゲームと比べるとかなり大きいのはそのため。
戦闘曲だけでなく他の音楽のクオリティも、ファミコン音楽の域を超えている。
音楽の他にも前作はパスワードだったのに対して、女神転生Ⅱはセーブ方式になった。


また女神転生Ⅱでは、アトラスの悪魔絵師こと金子一馬氏が参加する。
キャラクターデザイン、悪魔のデザイン、ドットなどを担当しており、
金子一馬氏は女神転生Ⅱ以降のシリーズでも、絶対に欠かせない存在になる。
この時代の金子一馬氏は、現在のデザインとはかなり違っておりアメコミ調である。
女神転生Ⅱの世界観や雰囲気にマッチしており、とても良い。
また悪魔で初めてジャックフロストが登場する。
アトラスの象徴ともいうべき存在なのだが・・・女神転生Ⅱのジャックフロストは今と全く違う。
体格が結構デカくカツアゲとかしてくる(笑)種族も妖精ではなく外道である(笑)


主人公と親友が崩壊した東京を旅することになるのだが、
ここで普通のRPGなら主人公と親友が友情を深めて、敵である悪の大王を倒す。
こんな感じになるのだろうが、女神転生Ⅱは普通のRPGとは全く違う。
残念ながら親友とは別れて、ヒロインと一緒に冒険することになる。酷い主人公だ(笑)
どうして親友と道を別れてしまったのか。それは女神転生Ⅱをプレイしてたしかめてほしい。
これ以降のシリーズでは、主人公と仲間の進むべき道が別れるのが伝統になってくる。
しかし単純に裏切り者の悪者というわけではない。彼らも彼らの信念があるのだ。


女神転生シリーズは勧善懲悪なRPGとは全く違うものになっている。
前作のⅠは大魔王ルシファーを倒すというシンプルなストーリーになっている。
(というよりストーリーはあってないようなもので、システムが面白かったRPG)
今作の女神転生Ⅱからは、考えさせられるストーリーになっている。
単純に正義と悪の戦いとは違う内容であり、以降のシリーズでもこの路線は続くことになる。
世の中に正義と悪というものはなく、ただ進むべき道が違っているだけなのかもしれない。
ドラゴンクエスト・ファイナルファンタジー・ウィザードリィ。
数多くの名作RPGが生まれたが、女神転生はそれらと全く違って独自の魅力がある。
だからこそ、このゲームをやるとやめられない面白さがある。


システムのほとんどが前作のⅠで完成されていたが、あくまでも小説が原作のゲームだった。
今回の女神転生Ⅱでその後のシリーズの方向性が、完全に決まったと言ってもいい。
以降は原作小説から独立したアトラスの女神転生ワールドが続くことになる。
RPG業界を影で支える名作として、不動の地位を築く。
その始まりが今作の女神転生Ⅱなのである。

 
 
 





ファミコンRPGの異色作。
シリーズの基礎を固めた名作



ナムコ「女神転生」

タグ:ファミコン
posted by jin at 23:51| 女神転生 | 更新情報をチェックする
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