2012年06月21日

ファイナルファンタジーⅥ レトロゲーム

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ファイナルファンタジーⅥ
は1994年4月2日にスーパーファミコン用に発売されたRPG。
スーパーファミコンのファイナルファンタジーシリーズ最終作。
ⅣとⅤに比べるとグラフィックが良くなり、キャラの頭身が上がった。
スーパーファミコンのRPGとしては、非常に綺麗な部類に入る。
今回でドットのファイナルファンタジーは最終作となる。(ナンバリングでは)


Ⅴまでの中世的な世界であったが、ファイナルファンタジーⅥは少し違っている。
これまで普通に存在していた魔法が滅んでおり、一部の人達にしか使えない。
もちろん主人公達や敵は使えるのだが、単なる戦闘手段ではなくなっている。
幻獣(召還獣)と魔法が密接な関わりをもっており、物語の根幹に関わる。


他にファイナルファンタジーⅥでは機械という存在がある。
以前のシリーズでも古代文明の遺産として、機械の存在はあったのだが、
今回は帝国軍の戦闘兵器として、魔導アーマーというマシーンが登場する。
人々は魔法ではなく、機械の力に頼って生活している。
ただし近未来な世界観ではなく、まだ機械が発展途上な感じである。


このようにファンタジー要素と機械要素が融合した、独特の世界観となっている。
今ではそれほど珍しくないかもしれないが、当時としては画期的な世界観だった。
今までと違うファイナルファンタジーⅥ独特の世界観は、賛否両論で話題になった。
それまで重要な要素であったクリスタルが、今作から無くなったのも大きな特徴であり、
以降のシリーズでもクリスタルは影を潜めることになる(一応Ⅸには存在するが、影が薄い)
ただしⅡにもクリスタルは無かったので、シリーズの伝統というわけでもない。


ファイナルファンタジーⅥはスーパーファミコンのRPGでも。特に難易度が低い。
ファミコン時代のファイナルファンタジーはもちろん、ⅣやⅤと比べてもかなり簡単である。
このころからRPGが、全体的に難易度が低くなってきたように思う(もちろん例外もあるが)
良く言えば誰にでも遊べるゲーム。悪く言えば歯応えのないゲーム。
ファイナルファンタジーⅥはラスボスも特に弱いので、個人的には少々残念である。


グラフィック・世界観・難易度など、今までのファイナルファンタジーとは違うものだった。
いろいろと戸惑うところもあったが、最終的にファイナルファンタジーⅥを好きになれた。
それはストーリーの面白さと、キャラクターが魅力的だったことが大きい。
個人的にファイナルファンタジーⅥは、シリーズ最高のストーリーだと思う。


もともと偶数(Ⅱ・Ⅳ・Ⅵ)はストーリー重視ということだったが、
ファイナルファンタジーⅥはⅡを発展させたような感じで、共通点も多い。
主人公達はリターナーという反乱軍の属しており、敵はガストラ帝国軍。
反乱軍と帝国軍の対立は、Ⅱを思い出す設定である。
Ⅱはファミコンということで、容量が少ないため残念ながらストーリーは中途半端な印象があった。
ファイナルファンタジーⅥはⅡで出来なかったことを、やってるのではないだろうか。


主人公はティナという魔法が使える謎の少女であり、初めての女性主人公である。
RPGでは非常に珍しい設定だが、初めてというわけではない。
(セガマークⅢのファンタシースターⅠが女性主人公。これが元祖かどうかは不明)
またファイナルファンタジーⅥは、仲間全員が主人公とする説もある。
そのため誰が真の主人公なのか様々な説があったのだが、
近年に発売されたディシディアファイナルファンタジーという、歴代主人公が全員集合するゲーム。
そのゲームでファイナルファンタジーⅥからは、主人公側ではティナだけが登場しているため、
主人公はティナということで、決着がついたと見ていいだろう。


ファイナルファンタジーⅥの使えるキャラクターは隠しキャラもふくめると、なんと14人。
(ゲストキャラの仲間もふくめると更に多くなり、30人くらいになる)
主人公のティナ・泥棒のロック・王様のエドガー・モンクのマッシュ・女将軍のセリス
サムライのカイエン・アサシンのシャドウ・野生児のガウ・ギャンブラーのセッツァー
青魔道士のストラゴス・ピクトマンサーのリルム・モーグリのモグ
雪男のウーマロ・ものまね士のゴゴ(この2人は終盤になってからの隠しキャラ)


全員が個性的で、誰一人として影薄いキャラがいない。
個人的にファイナルファンタジーⅥの主人公チームは、RPGで最も好きである。
ティナ・ロック・セリスは特にストーリー上で重要なキャラで、出番が多い。
エドガーとマッシュは兄弟なのだが、2人とも非常に強いため使える。
またファイナルファンタジーⅥで初めてモーグリが仲間になった。


Ⅳもメンバーが多かったが、残念ながらキャラチェンジができずに固定されていた。
しかしファイナルファンタジーⅥでは、中盤からメンバーを自由に決めれるため、
好きなメンバーで自由に組み合わせて、遊べるのが特徴である。
それにⅣでは使えない技も結構あったが、ファイナルファンタジーⅥは技が結構使える。
しかもMPを消費するとかではないので、無限に使うことができる。
(それゆえ難易度が下がってしまったのかもしれないが)


敵のガストラ帝国には三将軍という敵がおり、ケフカ・レオ・セリスの3人。
セリスはいろいろ事情があって、リターナーの仲間になる。
レオ将軍は相当の強者で武人の鑑ともいえる性格、帝国軍で数少ない善人である。
そして最後のケフカが、ファイナルファンタジーⅥを代表する大悪党。


ケフカは序盤から登場する魔道士なのだが、ピエロのような化粧をしている狂人。
情緒不安定で一人称がボクちん・俺様・私など安定していない。
ある理由で精神に異常をきたしており、卑怯な手段で人々を虐殺していく。
ファイナルファンタジーⅥで、幾度となく主人公たちと対立することになる外道。
ゲーム史上でも屈指の有名な悪役なのだが、実はケフカもある意味では帝国の被害者である。
ベクタという町でケフカの過去を語ってる人物が一人だけいる。


ファイナルファンタジーⅥではストーリーが怒涛の展開であり、状況が二転三転する。
後半になると大きな出来事があり、仲間がバラバラになって1年の時が流れる。
セリスが中心となって再び仲間を集めて、世界を救うために旅にでる。
前半は一本道だが、後半はどのイベントをこなしてもかまわないため、自由度が高くなる。
どこに仲間・ボス・アイテム・イベントがあるのか、自由に探せるのが非常に楽しい。


スーパーファミコンは容量が上がったため、ストーリーが濃厚なRPGが多くなった。
その中でもファイナルファンタジーⅥのストーリーは特に面白い。
ゲームをやりながら、まるで映画を見ているかのような感覚があった。
それでいてゲームとしての面白さもあるため、ストーリーとシナリオを共有したゲームである。
ストーリー重視のRPGはすでにあったが、ファイナルファンタジーⅥからさらに進化をした。
ファイナルファンタジーでも今作が最高傑作というファンも多い。


今回でファイナルファンタジーのレビューは終わりです。
少年時代にファイナルファンタジーをやれたことは幸運であり、最高の思い出になった。
もう大人になったが、ファイナルファンタジーⅠ~Ⅵの愛は生涯消えることはないだろう。
坂口博信氏・天野喜孝氏・植松伸夫氏、その他多くのスタッフに心から感謝したい。










ドット時代の最後の幻想
1つの時代が終わりを告げた。


ファイナルファンタジー6アドバンス公式コンプリートガイド Game boy advance



 

posted by jin at 23:36| ファイナルファンタジー | 更新情報をチェックする

2012年06月19日

ファイナルファンタジーUSAミスティッククエスト レトロゲーム

ファイナルファンタジーUSAミスティッククエスト
1993年9月10日にスーパーファミコン用に発売されたRPG。
聖剣伝説1に続くファイナルファンタジーシリーズの外伝作品第2弾。
タイトルにUSAとあるように、もともとはアメリカで発売されたゲーム。
日本ではファイナルファンタジー5の後に発売されているが、
アメリカでは1992年10月5日に発売れており、ファイナルファンタジー5より先である。


はっきり言うと日本でも海外でも売上はよろしくなかったため、マイナーなゲームである。
今の若いFFファンはおろか、スーパーファミコン世代にもあまり知られていない。
しかしミスティッククエストは、決してつまらないというわけではない。
ナンバリングのファイナルファンタジーとは違った魅力がある。


開発スタッフはゲームボーイの時空の覇者SaGa3を担当してたチームである。
そのためミスティッククエストと時空の覇者は、共通してる点が多い。
フィールドでジャンプできたり、モンスターのグラフィックも似ている。
戦闘もATB戦闘ではなく、ターン戦闘であり戦闘画面も似ている。
違う点はストーリーであり、時空の覇者は複雑なストーリーだったのに対して、
ミスティッククエストはかなり単純なストーリーとなっている。


ファイナルファンタジーのストーリーは、基本的に変化球なタイプがほとんどである。
しかしミスティッククエストのストーリーは、ド直球の超王道である。
主人公のザッシュは勇者の素質があると言われ、大魔王ダークキングを倒すために戦う。
このザッシュはファイナルファンタジー5の主人公バッツと結構似ている。
ダークキングは4つのクリスタルを悪用しており、それを取り戻すのが目的。


勇者が魔王と戦うという設定は、ファイナルファンタジーシリーズでは珍しいものである。
ファイナルファンタジー3にも魔王はいたが、ラスボスではなかった。
ミスティッククエストはダークキングが完全にラスボスであり、邪悪の化身である。
勧善懲悪すぎてファイナルファンタジーの中では、逆に異彩を放っている。
ナンバリングと外伝を全てあわせても、ここまで勧善懲悪なのはない。
これをミスティッククエストの魅力ととるか、子供っぽいゲームととるかに分かれる。


パーティメンバーは5人だが、戦闘では2人しか参加できない。
そのため主人公のザッシュが固定で、あとは仲間がそれぞれ入れ替わる。
そのためミスティッククエストでは、自由にメンバーチェンジはできない。
斧使いのカレン・トレジャーハンターのロック・変な性格のフェイ・熱血少年のレッド、
おそらく偶然かもしれないが、4人とも後のスクウェア作品で同じ名前のキャラがいる。
特にロックは同じ名前のトレジャーハンターのキャラがファイナルファンタジー6にいるのだが、
当然ながら別人であり、外見も全く違うため偶然だと思われる。


ファイナルファンタジーはストーリーが濃厚なため、セリフが非常に多いが、
ミスティッククエストは全くそんなことはない(笑)他のRPGと比べてもかなり少ない。
良くも悪くも単純明快なストーリーのため、キャラが悩んだりすることが極端に少ない。
ザッシュが勇者としてダークキングを倒すよう言われた時に「よし!わかったぜ!」
こんな感じであっさり引き受けてしまうのだ(笑)
このようにミスティッククエストはシュールなゲームだが、そこが良いところでもある。
テンポよくストーリーが進んでいく。


BGMは時空の覇者と同じくは笹井隆司氏が担当している。
ミスティッククエストはマイナー作品ながら、BGMについてはかなり評価が高い。
ハードロックな音楽で、特の戦闘曲はザコ・ボス・ラスボス、どれをとってもすばらしい。
ダンジョンの音楽も派手でかっこいいものばかりである。
笹井隆司氏は後のスクウェア作品のルドラの秘宝でも、その実力を発揮している。
スクウェアの作曲家では植松伸夫氏やイトケン氏が有名だが、笹井隆司氏も忘れてはならない。


ミスティッククエストはファイナルファンタジーファンには賛否両論だった。
従来のファイナルファンタジーのファン層より、やや低年齢層に向けて作ったフシがある。
売上はよろしくなかったため、結果的に続編もリメイクもされることなく歴史の影に消えた。
もう現在では知ってる人も、少数派になってきてるだろう。
しかし言いたい。ミスティッククエストは決して駄作ではないと。
従来のファイナルファンタジーとは、違った魅力がある作品である。
やったことない人はぜひプレイしてほしい。

 
 




ファイナルファンタジーの異端児
王道の勧善懲悪

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ミスティック・クエスト サウンドコレクションズ

posted by jin at 23:51| ファイナルファンタジー | 更新情報をチェックする

2012年06月12日

ファイナルファンタジーⅤ レトロゲーム

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ファイナルファンタジーⅤ
は1992年12月6日にスーパーファミコン用に発売されたRPG。
スーパーファミコンのファイナルファンタジーシリーズの第二弾であり、最後のジョブシステム。
ⅢとⅣはミリオンセラーを記録していたが、今作はスクウェア初のダブルミリオンセラーを記録した。
スーパーファミコンの名作RPGといえば、必ずといっていいほど名前が挙がる大傑作である。


ドット時代のファイナルファンタジーは、基本的に偶数のⅡ・Ⅳ・Ⅵがストーリー重視。
そして奇数のⅠ・Ⅲ・Ⅴはシステム重視と分けられている。
Ⅰはジョブシステム。Ⅲはそれを進化させたジョブチェンジシステム。
そしてファイナルファンタジーⅤはジョブチェンジシステムを、さらに進化させたものになっている。


ファイナルファンタジーⅤでは新たにアビリティという要素がついたため、それらを覚えられるようになった。
アビリティとはジョブのついてある特性であり、敵を倒してアビリティポイントを貯めると覚えることができる。
例えば白魔道士なら白魔法を使えるアビリティであったり、竜騎士ならジャンプを使えるアビリティなど、
ジョブについてるアビリティは1つではので、たくさん覚えるには敵を多く倒す必要がある。
覚えたアビリティは他のジョブになっているときにも1つだけつけることができる。
つまりナイトでありながら、白魔法を使ったりすることができるのである。


このアビリティシステムにより自由度が大幅に上がった。
Ⅲの時はジョブを強制されることもあったが、ファイナルファンタジーⅤでは強制的なものは無くなった。
どんなジョブを使おうが、どんなアビリティをつけようが完全に自由なのである。
つまり無限の遊び方が可能であるため、極端な話ジョブ無しでプレイするなど、様々なやり込みができるようになった。
何度プレイしても違う楽しみ方があるため、現在でも現役でプレイしている人は多い。
ⅠとⅢから続いたジョブシステムはファイナルファンタジーⅤで完成することになる。


奇数はシステム重視と言われているが、ファイナルファンタジーⅤはストーリーも決して悪くない。
ファイナルファンタジーシリーズは変化球的なストーリーが多いが、
今作はシリーズでも最も少年漫画的な王道なストーリーではないだろうか。
ⅠとⅢはキャラが名無しだったが、ファイナルファンタジーⅤでは主人公や仲間の名前と個性がついた。
主人公のバッツは冒険家の男でガラフ・レナ・ファリス・ククルの3人と仲間と一緒に世界を救う旅にでる。


Ⅳでは5人パーティだったが、ファイナルファンタジーⅤでは再び4人パーティに戻った。
一度だけメンバーが入れ替わるが、ガラフが抜けて彼の孫娘のクルルが仲間になる。
レナもファリスも女なので男1人女3人というかなり珍しいパーティ編成になるのだが、
意外にも恋愛要素は一切なく、別に誰ともくっつくことがない異色の展開である。


ファイナルファンタジーシリーズでは基本的に暗いタイプ(笑)の主人公が多いのに対して、
バッツは明るく元気な性格であり、正義感にあふれる少年漫画の王道タイプの主人公である。
逆にファイナルファンタジーⅤの最大の敵であるエクスデスは完全な悪者であり、
悲しい過去があるとか実は良い人とかそういう要素は全くなく、邪悪の化身ともいうべき悪の大ボスである。
ファイナルファンタジーⅤは少年漫画のような王道の勧善懲悪ストーリーとして展開される。


他にもエクスデスの部下であるギルガメッシュは、非常に有名な敵キャラである。
バッツのライバル的な存在であり、主人公たちと何度も戦うことになる。
敵なのだが彼はどこか憎めない性格をしており、マヌケな一面を多く見せてプレイヤーを笑わせる。
しかし最後には驚くべき活躍を魅せることになり、プレイヤーは泣かせることになる。
ファイナルファンタジーⅤのみならず、シリーズでも特に有名な敵であり、他のシリーズでも何度かゲスト出演することになる。


ギルガメッシュもそうだが、ファイナルファンタジーⅤでは熱いイベントが多い。
仲間キャラのガラフは普段はとぼけたお爺さんなのだが、仲間のピンチの時には活躍する。
メンバーでも最年長であるため、バッツたちの父親的なポジションであり、
彼が仲間を守るためにエクスデスとたった1人で戦うイベントは、涙せずにはいられない。
個人的に今までやったゲームで、エクスデスVSガラフは最も熱い名勝負だと思っている。
ギルガメッシュやガラフの活躍は、ぜひプレイして確認してほしい。


ファイナルファンタジーⅤではラスボスより強い隠しボスが二体もおり、それがオメガと神竜である。
同じ年に発売したドラゴンクエストⅤでも隠しボスのエスタークがいたが、
ラスボスより強い隠しボスというのは、この時代では非常に新鮮だった。
オメガはラストダンジョンで普通にうろついており、最初はただのザコ敵のように思う。
見た目も弱そうなロボットなのだが、レベルが低いとプレイヤーを簡単に瞬殺してしまう恐るべき強さである。
このギャップが絶大なインパクトになり、オメガは以降のシリーズでもしばしば登場することになる。
エスターク、オメガ、神竜は隠しボスの先駆け的な存在となり、以降のRPGはラスボスより強い隠しボスがいるのが定番となってくる。


奇数作品のファイナルファンタジーⅤはジョブシステムの完成した、
ジョブチェンジシステムは外伝を除けば、シリーズでは今作が最後である
ストーリー面でも熱いイベントや感動できるシーンが多かったため、
ストーリーとシステムともに、非常にバランスに良い完成度の高いRPGになった。
個人的にシリーズではファイナルファンタジーⅤが最も好きである。
一応レトロゲームとして紹介したが、現役で遊んでる人も多いと思われる。
間違いなくスーパーファミコン、そして日本を代表する名作RPGの1つである。








ジョブシステムの完成形
ファイナルファンタジーは1つの華をさかせる




ファイナルファンタジー5 オリジナル・サウンド・ヴァージョン

posted by jin at 22:32| ファイナルファンタジー | 更新情報をチェックする
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