2012年07月02日

ルドラの秘宝 レトロゲーム

ルドラの秘宝は1996年4月5日にスーパーファミコン用に発売されたRPG。
スクウェアから発売されたゲームで、グラフィックがファイナルファンタジーⅥと似ている。
スーパーファミコン後期に発売されたゲームだが、残念ながら売上はそれほどよくなかった。
しかしスクウェアファンの間では、評価の高い隠れた名作である。
音楽はSaGa3やFFUSAを担当した笹井隆司氏。


ルドラの秘宝は主人公3人の中から選んでゲームを進めるオムニバス形式。
それぞれのストーリーは同時進行しており、別の主人公と絡んだりすることも多い。
ストーリーが複雑に絡み合っており、1度プレイしただけだと分かりにくいかもしれない。
ルドラの秘宝の世界は、あと16日間で人類が滅亡してしまうという状況、
そんな中で主人公の3人が、それぞれの思いを胸に冒険の旅にでる。


ルドラの秘宝の主人公はシオン・サーレント・リザの3人。
戦闘に参加できるメンバーは4人のため、それぞれの主人公に仲間が3人いる。
シオンは魔物ハンターの剣士で強気な性格。
サーレントは言霊師で穏やかな性格。
リザは自然や動物と心を通わせれる少女で明るく優しい性格。
この3人のストーリーを全てクリアすると、ルドラの秘宝の最後の主人公デューンが使える。
ちなみにデューンという名前は、時空の覇者SaGa3の主人公と同じである。


デューンはトレジャーハンターで、他の3人の主人公達の前にたびたび登場する。
お調子者のお邪魔キャラだったが、最終章ではデューンが主人公となり他の主人公が仲間になる。
ルドラの秘宝の主人公達は4人とも全く違う目的だったのだが、最終的には全員が協力する。
オムニバス形式のRPGは、ドラゴンクエスト4や同じスクウェアのライブアライブのように、
今まで全く違うことをしていたキャラ達が、全員集結して一致団結するのが爽快で面白い。
個人的にこういう熱い展開がとても好きなので、オムニバスのRPGがもっと増えてほしい。


戦闘画面がファイナルファンタジーと似てるので、ATBと間違えるかもしてないが、
普通のターン方式の戦闘である。戦闘画面はドットのすばらしさも凄いのだが、
キャラクターやモンスターがヌルヌルと常に動いてるのが凄かった。
これはルドラの秘宝独特のものであり、ファイナルファンタジーⅥですら動くことはなかった。
スーパーファミコンのスクウェア後期の作品ということもあり、ドットが芸術に域に達している。
しかし残念ながら1996年はPS1や64セガサターンなど次世代機が人気になってきたため、
あまりドットの凄さが注目されなくなってきたのが残念である。
もしルドラの秘宝がもっとはやく世に出てたら、今より注目されていたかもしれない。


この作品は言霊システムという独特なシステムがある。
これはプレイヤーが自由に魔法(言霊)を作れるという非常に斬新なシステムだった。
古今東西のあらゆるゲームでも、ルドラの秘宝にしかない独特のシステムである。
最大6文字で好きなように言葉を作って言霊を作る。
ぶっちゃけ下ネタや放送禁止用語でも、言霊を作れてしまう(笑)
作った言霊には絶対に何かしらの効果があり、攻撃だったり回復だったり様々である。
ルドラの秘宝と同じスクウェアのファイナルファンタジーの魔法だと、同じ効果が得られる
(例えばケアルだと回復、サンダーだと雷攻撃など)
ちなみにドラゴンクエストの呪文でも同じ効果になる・・・まだ合併してなかったのに(笑)


難易度は簡単すぎず、難しすぎずといったところ
ルドラの秘宝のボスはみんな防御が固くてHPも高いため、
普通の攻撃だけで倒すのは非常に時間が掛かる。
そのため言霊をうまく使いこなさないと、このゲームをクリアするのは難しい。
攻撃だけでなく回復やステータスを上げる補助の言霊も必要になってくる。
これを使いこなせるようになると、ルドラの秘宝は何倍も面白くなってくるのである。


本作はスーパーファミコンの後期の作品である。
1996年は同じスクウェアのバハムートラグーンやスーパーマリオRPGが発売したが、
ルドラの秘宝はこの3作品の中では最も影が薄かった。
しかしスクウェア好きなファンなら、この作品は絶対にやって損はないだろう。
スーパーファミコンのRPGにしてはストーリーが複雑であり、専門用語も多い。
そのため最初は理解しにくいかもしれないが、ストーリーが理解できたら面白く感じるだろう。
思えばこの時期から、ストーリーを複雑に作りこんだRPGが多くなってきたように思う。
ルドラの秘宝はそんなRPGの先駆け的なゲームだった。


時空の覇者SaGa3・FFUSAミスティッククエスト・ルドラの秘宝。
スクウェアでも過小評価されがちだが、個人的にどれも楽しませてもらった。
特にこれらの音楽を担当した笹井隆司氏には感謝をしたい。
この人もスクウェアを語る上で、欠かせない作曲家の1人であることを忘れてはならない。
いまだにルドラの秘宝の続編もリメイクも全くないのが、本当に残念である。





自由自在に言霊を使いこなせ。
人類滅亡の危機を救え。


rudora.jpg




ルドラの秘宝 サントラ


 

posted by jin at 19:04| ルドラの秘宝 | 更新情報をチェックする
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