2012年08月22日

イースⅤ失われた砂の都ケフィン レトロゲーム

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イースⅤは1995年12月29日にスーパーファミコン用に発売されたアクションRPG。
日本ファルコムから発売されたゲームであり、正式名称は失われた砂の都ケフィン。
それまでスーパーファミコンのイースはトンキンハウスから出してたが、
日本ファルコムから出したのは、本作のイースⅤが初である。
そのため「最初で最後のイース」というキャッチコピーがついている。
あまりにも簡単だったため、後に難易度を上げたイースⅤエキスパートが発売された。
Ⅴはアドルの冒険日誌では「砂の都ケフィン」というタイトル。


日本ファルコムといえばPCゲームを中心に開発してきた。
前作のⅣはPCエンジンとスーパーファミコンで出たが、日本ファルコムからは出なかった。
そしてイースⅤがついにスーパーファミコンから発売したのだが、売上はよろしくなかった。
95年といえばスーパーファミコンで多くの名作が発売したが、
アクションRPGでも聖剣伝説3や天地創造といった名作が多く生まれた。
そんな激戦区の中でイースⅤは発売したため、苦しい結果となった。


そもそもこのシリーズは、もともとは80年代後半のPCゲームとして人気だったので、
スーパーファミコンのゲーマーにとっては、あまり馴染みの薄いシリーズだった。
イースシリーズはどちらかといえばPCエンジンのゲーマーに人気だったといえる。
90年代のアクションRPGといえば、聖剣伝説のほうが知名度は高くなっていた。
そんな中でイースⅤが発売されたが、残念ながらシリーズで最もマイナーな作品である。


他のシリーズと比べても、今作は相当な低難易度になっている。
スーパーファミコン時代のゲームの値段は、9800円が当たり前だった。
しかもイースⅤはなんと12800円。それなのに10時間以内で終わってしまうのは、
あまりにも歯応えが無いということで、批判的な意見が多かった。
イースⅤはシリーズでも最も批判の多い作品ではないだろうか。


まあ悪口ばっかり書いてしまったが、個人的にはそこまで嫌いではない。
イースⅤのシステムは剣で攻撃する、ジャンプできる、防御ができる。
アクション性が大幅に上がっており、このシステムはⅥ以降にも引き継がれる、
後のイースシリーズの基礎的なものを作った作品といえる。
Ⅰ・Ⅱ・Ⅳの見下ろし型の画面に、Ⅲの戦闘システム。
イースⅤは今までのシリーズの集大成といえるシステムかもしれない。
またグラフィックも今までのシリーズよりも格段にアップしている。


イースⅤでのアドルは20歳。今回は相棒のドギが全く登場しない初めての作品。
アフロカ大陸が舞台。交易都市サンドリアで依頼を受け、幻の都について調べる事となる。
今回は砂漠が中心の舞台で、ストーリーの評価は高い。
イースⅤのヒロインはニーナ。サンドリアの道具屋の娘。
5年前にフェルテ砂漠で倒れていたのを、スタンという男に助けられ引き取られた。
そのスタンは3年前に行方不明になっている。


イースⅤではもう1人の重要人物がストーカーである。名前が結構ヤバイ(笑)
大昔に人間を辞めた魔神で、彼とニーナが物語の中心人物といってもいい。
他にも盗賊イブール一家、いわゆるお邪魔虫のポジションでアドルの邪魔ばかりしてくる。
イブール一家の末娘テラは後のⅥにも登場しており、ストーリーが繋がっている。
Ⅵをプレイする前にイースⅤをやることを勧める。


シリーズでも最も不遇な扱いを受けていた今作。
これ以降しばらくイースシリーズは沈黙することになってしまうのだが、
2003年にⅥが発売されて、再びシリーズが復活することになった。
Ⅵは良作として評価が高かったが、これはイースⅤがあったおかげだと思う。
今作のシステムをさらに進化させた内容になっている。
イースⅤはいろいろ問題もあった作品だが、決して無駄ではなかった。
ここからⅥ・オリジン・Ⅶと新たなイースシリーズが展開することになる。
レトロゲームなのでシリーズのレビューは今回で終わりだが、
2000年代のシリーズも大好きである。これからもイースシリーズに期待したい。

 
 








新しいイースの始まり。
最初で最後のイース。


イースV ロスト ケフィン キングダム オブ サンド

posted by jin at 23:08| イース | 更新情報をチェックする

2012年08月21日

イースⅣ レトロゲーム

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スーパーファミコン版



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PCエンジン版




イースⅣは1993年11月19日にスーパーファミコン用に発売されたアクションRPG。
そして1993年12月22日にPCエンジン用にも発売された。
原案は日本ファルコムだが、実はどちらも別の会社が作っており、
スーパーファミコン版がトンキンハウス。PCエンジン版がハドソンがそれぞれ作っている。
トンキンハウス製がイースIV MASK OF THE SUN  ハドソン製がイースIV The Dawn of Ys
つまりオリジナル作品が他社で、しかも2作品もあるという前代未聞な状態となる。
実はメガドライブ版がセガに作られる予定だったが、こちらは開発中止になっている。
Ⅳはアドルの冒険日誌では「セルセタの樹海」というタイトル。


Ⅲの発売後はしばらくイースシリーズは沈黙をしている状態だった。
待望のイースⅣが発売されることになったのだが、Ⅲの時と同じくこれも物議を醸した。
日本ファルコムではなく、別の会社から複数発売されることになったからだ。
イースⅣが発売されるまでに、Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが様々な機種に移植された。
その中でも特にハドソンのPCエンジン版が高く評価されている、
ハドソンがイースⅣの開発を、日本ファルコムへと打診したことがきっかけとなっている。


当時の日本ファルコムは風の伝説ザナドゥの開発をしていたため、
イースⅣを開発する余裕がなかった。
そのために原案ストーリーと開発した音楽をハドソンに渡して開発してもらうことになった。
その後にトンキンハウスとセガにも開発を依頼したが、セガのメガドライブ版は発売中止。
イースⅣは2つ世の中に出てくることになるのだが、基本的な設定は同じでありながら、
だがストーリー展開やキャラクター設定は微妙に違うものになっている。
先に発売したのはトンキンハウス版だが、こちらが原作というわけでもない。
どちらも原作でありながら、日本ファルコム公式ではないという奇妙なことになっている。
ゲームの歴史の中でも、このようなことは前代未聞である。


イースⅣではどちらが良いゲームか議論されるが、どちらも一長一短という感じである。
トンキンハウスのスーパーファミコン版が、公式のストーリーに忠実である。
ハドソンのPCエンジン版が、良くも悪くもハドソン節の個性的なものになっており、
ゲームとしてのクオリティならハドソン。ストーリー的にはトンキンハウス。
といった感じの評価になっている。


前作のⅢが横スクロールのゲームになっていたため、
Ⅰ・Ⅱの路線の続編を求められていた。その結果がイースⅣである。
今回は半キャラずらしの体当たりシステムが復活しており、
Ⅰ・Ⅱからのゲームシステムは継承されて、原点回帰したものになっている。
これはトンキンハウス製もハドソン製も同じである。


ハドソン製のイースⅣはキャラクターがよく喋り、アニメーションがある。
PCエンジンはスーパーファミコンよりも性能が良く、BGMのクオリティもかなり高かった。
現在のゲーム機のBGMと、ほとんど遜色が無いほどのBGMを作れる。
イースⅣはPCエンジンの性能をフルに生かした出来になっている。
ただハドソン製は良くも悪くも、ストーリーがオリジナリティなものである。
なのでハドソン製は、Ⅰ・Ⅱの設定と少しストーリー的に矛盾がある。


イースⅣはⅠ・Ⅱのストーリーが深く絡んでいる。
時系列としてはⅢよりも前の話で、Ⅱの直後の話となっている。
Ⅰ・Ⅱの登場人物も多く登場しており、Ⅱのヒロインのリリアも登場している。
またイースⅣにはフィーナやレアも登場するのだが、
これはⅡのラストが台無しになっているため、賛否両論になっている。
またⅠ・Ⅱの繋がりが深いため、良く言えばファンには嬉しい。
しかし悪く言えばⅠ・Ⅱを知らないと楽しめないとも言える。


イースⅣの基本的は設定は、セルセタという樹海が舞台であること。
今回はヒロインが2人いて、カーナという女戦士。もう1人はリーザという少女。
さっきも書いたがフィーナやレアやリリアも登場しているため、
イースⅣではヒロインがかなり多く登場している。
敵はグルーダ・バミー・ガディスの三人組。
トンキンハウス版では全員対等だが、ハドソン版ではグルーダが様付けで呼ばれている。
またハドソン版のガディスの「ブッコロシテヤルーー!!」というセリフは有名である(笑)
戦闘中には何回も叫ぶため、強烈に印象に残る。
また有翼人という設定や、ロムン帝国が初めて登場するのがイースⅣである。
これらは後のシリーズでも出てくる重要な設定。


イースⅣはどちらも好評だったが、やはり日本ファルコムの開発したものも出してほしい。
そんな要望が多かったが、時代は流れⅤ・Ⅵ・フェルガナの誓い・オリジン・Ⅶと発売されて、
もはやイースⅣは忘れられたかのように思えた・・・・・
しかし発売から19年。ついに日本ファルコム製作のⅣが発売されることになる。
2012年9月27日にPlayStation Vita用ソフトとして発売予定。
タイトルはイースセルセタの樹海 トンキンハウス製ともハドソン製とも違うゲームになる予定。
19年・・・本当に長かった・・・

 
 






2つのイース。
2つの名作。

 


イース 4 【PCエンジン】

 





イースIV Mask of the Sun -a new theory-
posted by jin at 23:40| イース | 更新情報をチェックする

2012年08月20日

イースⅢ -ワンダラーズフロムイース- レトロゲーム

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イースⅢは1989年7月21日にPC用に発売されたアクションRPG。
日本ファルコムから発売されたゲームであり、同社の看板シリーズとなった。
正式名称はイースⅢ -ワンダラーズフロムイース-
もともとは違うタイトルのゲームとして作られていたゲームだが、
諸事情によりイースシリーズとなった。
Ⅲはアドルの冒険日誌では「フェルガナ冒険記」というタイトル。


Ⅰ・ⅡはアクションRPGの金字塔として、高く評価された
そしてその期待を一身に背負って発売されたのがイースⅢである。
ところが今作の評価は、賛否両論の結果になった。
理由としては、やはり横スクロールになったことが原因だろう。
イースⅢの発売前から雑誌にゲーム画面が載ったが、これが物議を醸した。
Ⅰ・Ⅱとは全く違う横スクロールの画面だったからだ。
しかもその後はなかなか続報が入ってこない状態だったために、不安になるファンは多かった。


イースⅢはシリーズでも異端ではあるが、アクションRPGというジャンルには変わりない。
しかし多くのファンはⅠ・Ⅱの路線を期待していただけに、発売されてからも結構騒がれた。
イースⅢのゲームの完成度自体は高いもので、決して悪いゲームではない。
違うゲームだがゼルダの伝説シリーズでいうところの、リンクの冒険とよく似ている。
(リンクの冒険も横スクロールというシリーズでも異端の作品である)
Ⅲというよりは、外伝というほうがしっくりくるかもしれない。


イースⅢのゲームシステムは左右に移動できる他に、剣で攻撃したりジャンプができる。
それまでは体当たりで攻撃するシステムだったので、剣での攻撃は初めてである。
アクションゲームのようなステージで、何回でもプレイすることができる。
アドル達の拠点となるレドモンドの町を中心に、マップ画面でステージを選ぶ。
イースⅢの物語が進むにつれて、選べるステージが増える。


Ⅰ・Ⅱでアドルを助けたドギが相棒となって、共に世界を冒険することになる。
Ⅱから3年の年月が経っており、アドルは17歳、ドギは19歳。
(実は次回作のⅣは今作より以前の話なので、Ⅰ→Ⅱ→Ⅳ→Ⅲの時系列である)
そこでドギの故郷であるフェルガナという地域で悪い噂を耳にする。
イースⅢではフェルガナを舞台に、アドルは新しい冒険をすることになる。
レドモンドという町を拠点に、フェルガナで起こった異変を調べる。
ドギの幼馴染であるチェスターとエレナの兄弟が、イースⅢの中心人物である。


エレナ・ストダートはドギの幼馴染でチェスターの妹。
イースⅢのヒロインで、彼女もお約束通りアドルを好きになる(笑)
金髪のか弱い娘なはずだが・・・アドルの後をついてくることが多い。
モンスターがうじゃうじゃいるダンジョンでも、なぜか1人で平気で追いかけてくる。
そのためイースシリーズでも、最強のヒロインと言われて語り草になっている(笑)
兄のチェスターのほうは、ある理由によりアドル達の対立することになる。
なぜチェスターが変わってしまったのかは、イースⅢの物語の鍵となっている。


またシリーズで初めてアドルが喋った作品である。
Ⅰ・Ⅱでも全く喋らなかったアドルが、ペラペラ喋っていたのが賛否両論だった。
Ⅳ以降では再びアドルが無言になるので、これだけ喋っているのはイースⅢだけである。
(アドルが喋っている作品が、他にないわけではない)
アドルは冒険好きの好青年という設定だが、今作でもそのイメージは変わっていない。
結果的にはアドルがフェルガナを救うことになった。


いろいろ問題もあったイースⅢだが、良い点も多い。
まず挙げるべきなのは多重スクロールである。
イースⅢのOPの背景の美しさは、当時話題になった。
これは89年当時のPC-88の技術では最高峰のものといっても過言ではない。
またイースⅢのBGMもⅠ・Ⅱに負けず劣らず良曲が多い。
(古代祐三が辞めてしまったため、Ⅲからは別の人である)
特にフィールドの曲やバレスタイン城は特に名曲である。


Ⅰ・Ⅱと同じくイースⅢも様々な機種に移植された。
いろいろ賛否両論だったが、個人的には良いゲームだと思う。
イースⅢの16年後、2005年にPSPでリメイクが発売された。
フェルガナの誓いというタイトルで、同じフェルガナが舞台なのだが、
イースⅢとはストーリーもシステムもかなり変わっている。
むしろリメイクのフェルガナの誓いのほうが評価が高いような気がする(笑)
アクションRPGとしては傑作の出来なので、ぜひプレイしてほしい。

 
 
 






シリーズの異端児。
横スクロールのイース。




イース -フェルガナの誓い- (限定ドラマCD同梱版)








イース -フェルガナの誓い- スーパープライス

タグ:PC
posted by jin at 23:37| イース | 更新情報をチェックする
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