2012年07月16日

メタルマックス レトロゲーム

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メタルマックスは1991年5月24日にファミリーコンピューター用に発売されたRPG。
開発はデータイースト。キャッチコピーは「竜退治はもう飽きた!」
これはドラゴンクエストへのアンチテーゼだと思われる。
剣士や魔法使いなどは登場せず、戦車に乗って戦うという斬新なRPG
ヘラクレスの栄光シリーズと並んで、データイーストを代表するRPGである。
ここではメタルマックス1として紹介する。


メタルマックス1の世界観は、戦争で文明が崩壊した近未来。
砂漠だらけの世界で、ゴロツキや異常な進化をした生物が暴れまわる時代。
この時代はこういう荒廃する未来という設定の、漫画やゲームが多かったように思う。
こんな悲惨な時代だが、人々はたくましく生きていた。
メタルマックス1の主人公はモンスターハンターであり、(カプコンのゲームとは全く関係ない)
戦車に乗って賞金首を倒して、賞金を稼ぐのを生業としている。
この戦車に乗って戦うというのが、メタルマックス独特の要素である。


最初は主人公がハンターになりたいと言った時には、父親から反対されてしまう。
結局は勘当されて家から叩きだされてしまうことになるが、ここから冒険が始まる。
ただの人間なので最初はそれほど強くないが、いろいろあって戦車を手に入れる。
この戦車を手に入れてからが、メタルマックス1の本当の始まりと言ってもいい。
ここから数多くの強敵の賞金首を倒すのが目的である。
この賞金首との戦いのBGMは、「お尋ね者との戦い」というタイトル。
ファミコンのボスのBGMの中でも、屈指の名曲としてあまりにも有名。


メタルマックス1は当時としては自由度の高いRPGであった。
どこの町に行ってもいいし、賞金首もどの順番から倒しても問題ない。
ストーリーらしいものはなく、自由に世界を駆け巡るのがメタルマックス1の特徴である。
(ただし賞金首にもある程度のレベル差はあるので、完全に自由とも言えないが)
仲間が2人いるのだが、無視して1人で旅してもクリアできるようになっている。
そもそもラスボスを倒す必要もなく、実家に戻ってハンターを引退することを伝えれば、
その時点でエンディングが見れるのだ。しかしその場合は世界が崩壊した理由が不明のまま。
全ての賞金首を倒すのも良し、戦車をひたすら改造するのも良し。
自由に遊べるのがメタルマックス1の真髄である。


主人公はハンターであり、戦車に乗って戦うのが得意。
仲間のメカニックは、戦車を修理したりするのが得意だが、戦闘はあまり強くない。
もう1人の仲間のソルジャーは、戦車は苦手だが、肉弾戦は得意。
この3人がメタルマックス1のパーティであるが、1人でも進めることはできる。
他にもウルフという凄腕ハンターがおり、赤い戦車のレッドウルフに乗っている。
最強のハンターと言われており、主人公の行く先々で名前を聞くことになる。敵か味方か?
メタルマックス1では戦闘で死亡した時に、ドクターミンチという人物に生き返らせる。
マッドサイエンティストであり、死者を蘇生されるのが生き甲斐というワケのわからない人(笑)
メタルマックス1の他にも2や3にも登場する常連キャラ。


ファミコン後期に発売された本作だが、この時代ではかなり斬新なRPGだった。
ファンタジーの世界が普通のRPGでは、かなり異端だったと言える。
個人的にメタルマックス1のような、変わったゲームが大好きである。
スーパーファミコンにて続編の2も発売され好評だった。
またメタルマックス1もリメイクとして、メタルマックスリターンズがスーファミで発売される。


しかし非常に残念なことに、データイーストは倒産してしまった。そのため3は絶望的になった。
・・・かに思われたが、なんと2010年にメタルマックス3が発売されることになった。
機種はニンテンドーDSで会社は角川ワークス。2より実に17年後の発売であった。
ドット絵で復活したため、懐かしくも面白い出来になっている。
メタルマックス1はもちろん2も3も面白い。ぜひプレイしてほしい。




戦車で荒野を駆け抜けろ。
男の硬派なRPG。



メタルマックス必勝攻略法

ラベル:ファミコン
posted by jin at 23:15| メタルマックス | 更新情報をチェックする

2012年07月15日

デジタルデビル物語・女神転生Ⅱ レトロゲーム

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デジタルデビル物語・女神転生Ⅱは1990年4月6日に
ファミリーコンピューター用に発売されたRPG。
開発元はアトラスで、発売元がナムコ(現・バンダイナムコゲームス)
前作のⅠは小説を原作としていたが、今回の女神転生Ⅱは完全にゲームオリジナルである。
一応Ⅰ(小説)の数十年後が舞台だが、中島朱実や白鷺弓子などは登場しない。
女神転生Ⅱ・ドラゴンクエストⅣ・ファイナルファンタジーⅢ・ウィザードリィⅢ。
これらのゲームが、90年のファミコン4大RPGと言われていた。


文明が崩壊した近未来、2036年の東京が舞台。
女神転生Ⅱから2Dのフィールドマップが登場した他に、マルチエンディングが採用された。
戦争により文明が崩壊してしまっており、いわゆる北斗の拳状態である。
ただ北斗の拳と違うのは、チンピラだけでなく悪魔が暴れているところである
この崩壊した世界を主人公とその親友が、冒険をすることになる。
彼らにはデフォルト名はなく。自由に好きな名前を決められる。
女神転生Ⅱの序盤では、主人公と親友がゲームをすることから物語が始める。
文明が崩壊しているのに、ゲームをする余裕があるというのが面白い(笑)
もっとも主人公達は、京浜第3シェルターという隔離された安全な場所で育っている。


女神転生Ⅱで序盤に主人公達が遊んでいるのは、デビルバスターというゲーム。
これは前作の女神転生Ⅰを模して作られたものである。
ただし前作と違うのは3Dダンジョンから、2Dのドットゲームに変わっていることである。
ダンジョンの構造はそのままだが、従来のファミコンRPGと同じようなドットになっている。
もちろん最初のダンジョンであるダイダロスの塔のみで、全てクリアする必要はない(笑)
最初のボスであるミノタウロスを倒した後で、イベントが発生する。
ここからが女神転生Ⅱの本番であり、デビルバスターはプロローグである。


デビルバスターをクリアした時に、突如パズスと名乗る悪魔が封印から復活する。
パズスは主人公達を救世主と崇め、魔王バエルを討伐してほしいと懇願する。
デビルバスターをやっていた時は、普通のRPGによくある可愛らしいドットだったのだが、
このパズス登場でグラフィックが一気にリアルになった。
まるで女神転生Ⅱの世界が、本当にリアルであるかのように錯覚してしまうのだ。
このような演出はテレビゲームでもかなり珍しく、他のRPGとは一線を画している。
女神転生Ⅱが他のRPGと毛色が違う、独特なRPGということを感じさせる。
ファミコン時代でもそうだったが、現在(2012年)から見ても斬新で面白い。
パズスが説明をしているグラフィックはかなり迫力がある。


こうして京浜第3シェルターを抜け出し、無法地帯になった東京を旅することになる。
悪魔と戦う時の戦闘曲は、ファミコン音楽の最高峰の1つといっても過言ではない。
増子司氏が作曲した女神転生ⅡのBGMは、ロック調として作られている。
特殊音源チップを搭載しているため、本来のファミコン音楽よりも格段に良い。
女神転生Ⅱのカセットが、他のゲームと比べるとかなり大きいのはそのため。
戦闘曲だけでなく他の音楽のクオリティも、ファミコン音楽の域を超えている。
音楽の他にも前作はパスワードだったのに対して、女神転生Ⅱはセーブ方式になった。


また女神転生Ⅱでは、アトラスの悪魔絵師こと金子一馬氏が参加する。
キャラクターデザイン、悪魔のデザイン、ドットなどを担当しており、
金子一馬氏は女神転生Ⅱ以降のシリーズでも、絶対に欠かせない存在になる。
この時代の金子一馬氏は、現在のデザインとはかなり違っておりアメコミ調である。
女神転生Ⅱの世界観や雰囲気にマッチしており、とても良い。
また悪魔で初めてジャックフロストが登場する。
アトラスの象徴ともいうべき存在なのだが・・・女神転生Ⅱのジャックフロストは今と全く違う。
体格が結構デカくカツアゲとかしてくる(笑)種族も妖精ではなく外道である(笑)


主人公と親友が崩壊した東京を旅することになるのだが、
ここで普通のRPGなら主人公と親友が友情を深めて、敵である悪の大王を倒す。
こんな感じになるのだろうが、女神転生Ⅱは普通のRPGとは全く違う。
残念ながら親友とは別れて、ヒロインと一緒に冒険することになる。酷い主人公だ(笑)
どうして親友と道を別れてしまったのか。それは女神転生Ⅱをプレイしてたしかめてほしい。
これ以降のシリーズでは、主人公と仲間の進むべき道が別れるのが伝統になってくる。
しかし単純に裏切り者の悪者というわけではない。彼らも彼らの信念があるのだ。


女神転生シリーズは勧善懲悪なRPGとは全く違うものになっている。
前作のⅠは大魔王ルシファーを倒すというシンプルなストーリーになっている。
(というよりストーリーはあってないようなもので、システムが面白かったRPG)
今作の女神転生Ⅱからは、考えさせられるストーリーになっている。
単純に正義と悪の戦いとは違う内容であり、以降のシリーズでもこの路線は続くことになる。
世の中に正義と悪というものはなく、ただ進むべき道が違っているだけなのかもしれない。
ドラゴンクエスト・ファイナルファンタジー・ウィザードリィ。
数多くの名作RPGが生まれたが、女神転生はそれらと全く違って独自の魅力がある。
だからこそ、このゲームをやるとやめられない面白さがある。


システムのほとんどが前作のⅠで完成されていたが、あくまでも小説が原作のゲームだった。
今回の女神転生Ⅱでその後のシリーズの方向性が、完全に決まったと言ってもいい。
以降は原作小説から独立したアトラスの女神転生ワールドが続くことになる。
RPG業界を影で支える名作として、不動の地位を築く。
その始まりが今作の女神転生Ⅱなのである。

 
 
 





ファミコンRPGの異色作。
シリーズの基礎を固めた名作



ナムコ「女神転生」

ラベル:ファミコン
posted by jin at 23:51| 女神転生 | 更新情報をチェックする

2012年07月14日

デジタルデビル物語・女神転生 レトロゲーム

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デジタルデビル物語・女神転生は1987年9月11日に
ファミリーコンピューター用に発売されたRPG。
開発元はアトラスだが、今作と続編のⅡはナムコ(現・バンダイナムコゲームス)が発売元。
後にアトラスの看板タイトルになった女神転生シリーズの、記念すべき第1作である。
ここでは女神転生Ⅰとして紹介する。


そもそも女神転生の原点は、西谷史先生の伝奇小説「デジタルデビルストーリー」
女神転生Ⅰが発売される前年の、1986年に徳間書店・アニメージュ文庫で書き下ろされた。
1993年まで全9冊が発売されるが、その第1巻のサブタイトルが「女神転生」
主人公の中島朱実は十聖高校の3年生にして、天才プログラマーの美少年。
クラスでも有名な生徒だったが、妬みから不良から暴行をうけてしまう。


その復讐心からパソコンで悪魔召還プログラムを作成して、人間界に悪魔を召還する。
しかし悪魔が暴走してしまったため、転校生の美少女であるヒロイン白鷺弓子と協力して戦う。
中島朱実の前世は日本神話の神であるイザナギ、そして白鷺弓子は前世が妻のイザナミである。
女神転生というタイトルの由来は、白鷺弓子がイザナミの生まれ変わりということである。
女神転生Ⅰ以降のゲームは、原作の小説とはほとんど関係なく、白鷺弓子も登場しない。
伝統的にタイトルだけが、現在も受け継がれている。


80年代のころはインターネットというものが、あまり普及していなかった時代。
そんな時代でパソコンから悪魔を召還するというのは、かなり斬新な設定であった。
小説が原作だがメディアミックス展開をしており、アニメ化やゲーム化もしている。
そんな中でナムコ(アトラス)から、女神転生ⅠがRPGとして発売された。
(実は以前にも日本テレネットから、パソコン用のアクションゲームとして発売されている)
ファミコン時代のRPGはファンタジー世界が多い中で、女神転生Ⅰはかなり異色だった。
ウィザードリィなどに代表される、3Dダンジョン形式のRPGである。


女神転生シリーズは日本の東京が舞台になることが多い。
女神転生の伝統といっても過言ではないのだが、今作の女神転生Ⅰは東京が舞台ではない。
一応は現実世界が舞台だが、飛鳥の大魔宮をずっと探索するためワールドマップは無い。
ダンジョンも街も全て3Dダンジョンで繋がっており、文字通り大魔宮である。
この大魔宮にいる大魔王ルシファーを倒すのが、女神転生Ⅰの最終目的。
ルシファーは以降の女神転生シリーズの常連であり、今作ではラスボスである。
ストーリーは原作とは違うもの(そもそも当時は小説も途中であるため、当然ではある)
正直こういったタイアップのゲームは、あまり面白くないというのがゲーム業界の定説なのだが、
この女神転生Ⅰは、それを覆した数少ない名作だといえる。
主人公とヒロインは原作の小説と同じ、中島朱実と白鷺弓子である。
人間2人に悪魔3人の5人パーティ。この悪魔は仲間ならぬ仲魔とよばれる。
(仲魔は最大7体までだが、戦闘に参加できるのが3体である)


女神転生Ⅰは悪魔を仲魔にできるのが、シリーズ最大の特徴である。
女神転生および派生作品でも、ペルソナとアバタールチューナー以外は全て悪魔を仲魔にできる。
この伝統を作ったのが今作であり、まさしく歴史的名作といえるだろう。
原作の小説ではケルベロスを仲魔にしているが、女神転生Ⅰでも仲魔にできる。
ケルベロスは以降のシリーズでも常連となるが、今作ではあまり強くない。
日本や海外の神話のありとあらゆる、伝説上の神々や生物が登場する。
女神転生Ⅱではそれらをまとめて悪魔と呼ぶ。


女神転生Ⅰの時代は人間はレベルアップするが、仲魔がレベルアップしない。
そのため悪魔同士で合体をさせることによって、より強い悪魔を作りだすことができる。
ドラゴンクエスト5やポケットモンスターなど、モンスターを仲間にするシステムで有名だが、
それらよりはるか前のファミコン時代で、ザコ敵(悪魔)を仲魔にできるシステムが作られた。
これは驚嘆すべきことであり、女神転生Ⅰが記念すべき元祖である。
シリーズの第1作目でありながら、基礎的な部分はほとんど完成されていた。
まだドラゴンクエストがⅡまで、ファイナルファンタジーは発売すらされてない時代である。
(女神転生Ⅰの数ヵ月後にFFⅠが発売される。つまり女神転生のほうがFFより若干はやい)


悪魔とは戦闘する前に、話しかけることができる。
これは女神転生独特の魅力であり、ここで悪魔との駆け引きが始まる。
悪魔は様々なものがおり、金やアイテムを要求してくるものが多い。
金やアイテムだけ貰っておいて、逃げてしまう悪魔もかなり多い、これはかなりムカつく(笑)
悪魔は憎たらしく人間を見下しているが、これに耐えて交渉する必要がある。
しかし中にはタダで仲魔になってくれる悪魔も、少なからずだがいる。
これが女神転生の醍醐味であり、シリーズに共通するシステムである。
ただし絶対に仲魔にならない悪魔もいるために、注意が必要。
悪魔が仲魔になった時には「コンゴトモヨロシク」というセリフは、あまりにも有名。


またシリーズの伝統として、月システムが初登場している。
新月であるほど悪魔は大人しく、満月であるほど悪魔が凶暴である。
満月の時は悪魔を仲魔にすることはできない。
これは女神転生シリーズのみならず、派生作品でも月が重要になることが多い。
月以外にも悪魔を合体させる邪教の館、悪魔の金であるマッカなど、
女神転生Ⅰは現在でもずっと続いているシステムや固有名詞が数多く作られた。
今作特有のシステムはパスワード方式であり、セーブがまだ少なかった時代だった。
他は魔法の名称は独特のものであり、後のシリーズとは少し違う(効果は同じだが)


3Dダンジョンであり、ザコ悪魔もかなり強い。
ドラゴンクエストやファイナルファンタジーと比べると、かなり難易度が高い。
そのためゲームに慣れてない人よりも、RPGに慣れてるゲーマーのほうが向いている。
女神転生は他のRPGと比べるとかなり個性的であるため、好き嫌いがハッキリ分かれるだろう。
だが好きになった時には、とことんハマることができる中毒性がある。
それが女神転生というゲームであり、アトラスの看板シリーズである。








女神転生シリーズ全ての原点。
コンゴトモヨロシク。



デジタル・デビル物語 女神転生

ラベル:ファミコン
posted by jin at 23:14| 女神転生 | 更新情報をチェックする
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